2012年02月02日

 私は重度の歯周病で総入れ歯にしなければならないといわれました。前歯だけインプラントというのはあまり勧められないようで、やはり入れ歯でないといけないのかと悩んでいます。

 質問
 私は重度の歯周病で総入れ歯にしなければならないといわれました。上下の奥歯は2本ずつの入れ歯になっています。段々と歯がなくなっていきますが、前歯は何とかしたいと思うのですが、前歯だけインプラントというのはあまり勧められないようで、やはり入れ歯でないといけないのかと悩んでいます。

 骨の状態はたぶん悪いと思います。歯が全体にぐらついているのでブリッジは無理ですよね。奥歯もいい状態ではないのですが、歯の根は残してそこへいればの土台の金具をつけています。奥歯は入れ歯でも前歯は固定した歯を入れることは無理でしょうか。

 安原歯科医院の安原豊人先生の回答
  オールオン4(All−on−4)という治療法があります、名前の通り4本のインプラントで全ての歯を作ってしまうというものです。通常、前歯の部分に4本のインプラントを埋め込みます。その4本のインプラントの上に、12本分の歯を作ります。さらに、手術の当日に歯を入れることも可能です。

 オールオンフォーは前歯の部分にインプラントを埋め込みますが、前歯の部分は骨がしっかりある人が多いので、ほとんどの場合、インプラント治療が可能です。

 オールオン4以外のインプラントの場合は奥歯にもインプラントを埋め込みますが、奥歯の部分は上顎洞とか、下顎には大きな神経や血管があり、そこに埋め込もうと思うと、サイナスリフト(上顎洞挙上術)や神経移動術を行わないといけない場合もあります。

 オールオンフォーは、上顎洞や神経をよけて埋め込むため、そのような手術の必要性がありません。手術の当日に固定式の歯が入ります。そのため、通常のインプラントのように歯が入るまで数ヶ月待つ必要がありません。治療回数や期間が短いという利点があります。

 下顎で4本、上顎で4本(場合によっては5〜6本)のインプラントで済むので、経済的であるという利点もあります。なぜなら、もしオールオン4でなければ通常上顎、下顎共8本程度のインプラントが必要になり、インプラントの本数が多い分、費用もかかります。
安原豊人.jpg
 また、いわゆる入れ歯に比べてオールオン4(All-on-4)は動かないため、安心して会話ができます。また取り外しの必要もないので 外出や外食も気軽にできるという利点もあります。
 あなた様の場合、前歯の状態によっては、All-on-4を選択したほうがよいかもしれません。もちろん歯周病治療が可能であれば、再度前歯部ブリッジが可能かもしれません。ご担当の先生とよくご相談されることをお勧めいたします。


 
posted by くりおね at 22:47| Comment(0) | Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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